発音
factor in
/ˈfæktər ɪn/
意味
- ~を考慮に入れる
factorは「要因」という意味の名詞ですが、“factor in~”というと「(要因)を考慮に入れる」という意味の動詞的なフレーズになります。
意味からも想像できるように、問題解決や意思決定などでよく用いられるフレーズのため、英語を使ってビジネスをしている方なんかは絶対に覚えておきたいフレーズです。
構造としては以下のようなイメージ!(次に紹介する“factor into”との違いに重要になります。)
考慮する主体(主に人)+ factor in + 考慮するもの
主語が、おもに人(考慮する主体)に置かれることが多いですね。
たとえばこんな使い方ができます。
We need to factor in the shipping fee before making a purchase.
我々は購入を決める前に、送料を考慮する必要がある。
似たようなフレーズに“factor into”というものがあります。
使われ方が“fator in”とは少し異なります。構造は以下のようなイメージ。
考慮する対象+ factor into + 考慮する先
主語が、考慮する対象と考慮する先に置かれることが多いですね。
上記の例文を”fator into”を使うとこうなります。
The shipping fee needs to be factored into our purchase.
送料を考慮に入れて購入する必要がある。
分かりましたでしょうか?
どちらも同じ意味で使うことはできるのですが、“factor into”を使うときは、それに続く「考慮する先」を述べる必要があるということですね。
“factor in”の使い方
家を買う時
Before you buy a house, you should factor in the cost of property taxes and insurance.
家を買う前に、固定資産税と保険料を考慮に入れておく必要があります。
アウトドアをする時
The weather conditions need to be factored in when planning outdoor activities.
アウトドアをする時は、天気の状態も考慮に入れる必要があります。
“factor into”の使い方
仕事を受ける時
The company’s reputation was factored into my decision to take the job.
会社の評判は、この仕事を受けた時に考慮に入れました。
The cost of living in the city was factored into my decision to move.
生活コストは、引っ越しの理由の一つになりました。
関連フレーズ
・take into account~(~を考慮する)
“factor in”にかなり近い意味のフレーズですね。
The company took into account the feedback from their employees before making changes to their benefits program.
その会社は、従業員のフィードバックを考慮に入れて、福利厚生制度を変更していきました。
※”~(目的語)”が短い場合は、”take ~ into account”とすることも出来ます。
(例 “You have to take that into account.”)
・consider(~を考慮する)
「考慮する」という意味の動詞ですね。
Before accepting the job offer, I need to consider the salary, benefits, and commute time.
仕事を受ける前に、給与や福利厚生、通勤時間などを考慮する必要があります。